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自作刃物総合スレ 02

640 :名前なカッター(ノ∀`):2005/03/27(日) 00:47:23 ID:kt+O8GKe
情報が錯綜してるなw
まずステンレス鋼の定義は>>630の通り。
(Cr量の下限は色々な説があるけど)
でステンレス鋼は大きく3つのタイプに分けられる。(正確にはこの他のタイプもある。)
それが>>625で示されてる「マルテンサイト系」、「フェライト系」、「オーステナイト系」。
どう違うのかについては鉄の状態図を知らないと話しにならないのだが掻い摘んで書くと
鉄(常温組織はフェライト組織と呼ばれる)を加熱するとキューリー点を越えた所で磁性を失う
さらに加熱すると結晶構造が変わりオーステナイト組織と言うものになる。
結晶構造が変わる(変態と呼ぶ)際には原子の並び方が変化する。
充分量の炭素を含む鋼をオーステナイト組織から急冷すると、
炭素原子により原子の並び替えが妨害されマルテンサイト組織に変わる。
(このあたりの話しは解り易く書いているのであまり正確ではない)

そしてステンレス鋼中の元素の役割
Crを鉄に加えて行くとフェライト相の領域が拡大する。
そして高温でもオーステナイト相が現れなくなる。
これがフェライト系と呼ばれる。
代表はSUS430

Niを加えると鉄の高温の相のオーステナイト相の領域が広がり、
常温でもオーステナイト相を維持するようになる。
これがオーステナイト系。
ちなみにこの系統の代表的な鋼種であるSUS304は
熱力学的には常温ではオーステナイト相が優先では無いが、
変態のエネルギーが不足しているので通常はオーステナイト相のままである。
(準安定オーステナイトと呼ぶ)
このため強い加工を受けると変態して加工誘起マルテンサイト相を形成する。
この相は磁性があるので加工部に磁性が出る。
もっとNiの多い鋼種は加工誘起マルテンサイト相を生成しないので加工部も磁性が無い。

Cの役割はNiと似ていてオーステナイト相の領域を広げる。
Crの添加により無くなった高温領域でのオーステナイト相がCの添加により再び現れてくる。
このため通常の鋼の様に焼き入れが可能となる。
ただし、Cr量が多くなるとCの添加効果は無くなるため高Crのマルテンサイト系鋼種は存在しない。

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